平泳ぎならいくらでも泳げます


「平泳ぎが一番楽に泳げます!」
「平泳ぎなら、いくらでも長く泳げます!」


初心者の方からよくプールで耳にする言葉です。


初心者の方が平泳ぎが一番楽だという理由は以下の2つだと考えます。


●前を向いて呼吸ができる
●のんびりゆったり泳げる


確かに平泳ぎは前呼吸ですので、クロールの難しい横呼吸に比べれば、楽に呼吸はできます。


楽に呼吸ができるので、のんびりゆったり泳げることができるわけですね。


なので、平泳ぎが一番楽と皆さん感じるわけです。


しかし、本気で平泳ぎを泳ごうとすると、これほど疲れる泳ぎはないんです。


クロール・背泳・バタフライ・平泳ぎの4種目の中でも、平泳ぎが圧倒的に疲労します。


みなさんはバタフライの方が疲れると思いがちですが、バタフライはコツさえつかめば、力をいれずに楽に泳ぐことができます。しかもスピードも早いです。


平泳ぎは、どんだけコツをつかんで泳ぎをマスターしても、4種目の中で一番タイムが遅くなります(人によって例外もありますが・・・)


初心者の楽だという理由と、本気の平泳ぎとの乖離はどこにあるのでしょうか?

本気の平泳ぎほど疲れる泳ぎはない


平泳ぎは前に呼吸するから楽と書きましたが、実はこの前呼吸が問題でして、身体の疲労を蓄積させる原因となります。


前に呼吸をすると、下半身が沈みやすくなるんです。


浮いている状態から顔を前に上げると下半身が沈み、進む方向に対して身体が壁になってしまうので抵抗になるわけです。


ゆったりと泳ぐのであれば、下半身が沈んだとしても抵抗に感じないでしょうけど、本気で平泳ぎを泳ぐとなると、身体の抵抗に対して、身体を前に進ませようと必死になってしまいます。


これによりどんどんとエネルギーが消耗します。


また、平泳ぎは、他の3泳法と違って、キックでの推進力の割合が高い泳法です。


キックと腕のかきの比率は、8:2くらいと言われるほど、キックが重要です。


ですので、下半身に疲労が溜まりやすく、エネルギーの消耗も半端ないのです。


このように、ゆっくり泳ぐ平泳ぎと、本気で泳ぐ平泳ぎでは全然違うのです。


私の専門は平泳ぎですので、長年付き合っていますが、なんでこんなしんどい泳ぎを選んだのかと、練習や試合の度に思います(笑)


ただ、平泳ぎは4種目の中でもっとも人気のある泳法だと感じています。


クロールの横呼吸が苦手で、長距離を泳いでみたいと思う方は、力を抜いて身体を浮かし、腕も足も力を入れない平泳ぎがおススメです。スピードはまったく意識しないように気を付けてくださいね。

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文責:細木 貴之



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